ぶどうの果実にうどん粉病が発生しました。
白いカビのようなものがうどん粉病です。(たぶん)
きゅうりを栽培していた時、生育期後半に必ず出現するのがうどん粉病でした。
きゅうりの場合、実ではなく葉に現れる病気だったのでぶどうの実に見つけた時驚きました。
袋掛け直前の農薬散布は実自体に散布する最後の農薬ということもあり、結構しっかりかけてはいたのですが、そもそも農薬自体がうどん粉病に効果のないものでした。
対策として新しい農薬を買い足すことにしました。
本当にうどん粉病なのか怪しいので、多数の病気に適用のある、オンリーワンフロアブルとフルーツセイバーを選びました。残効1日、3日とそれぞれ使い勝手がとても良いのが特徴です。
例年この時期はボルドー系の農薬を散布しているのですが、汚れが出てしまい、実への直接散布に向いていませんでした。今年は花ぶるいの発生で袋をかけていない房も多いので、汚れない農薬を揃える機会としてはよかったかな、と思います。
農薬散布後
白いカビは消えて病斑が残りました。
シャインマスカットなどの緑系統は、結構目立つそうなので売り物にはできないですね。
うどん粉出た時点でアウトであるということを学びました。
画像の房は赤系なので目立つのか分かりませんが、売り物にするには気分が悪いので病斑の残った粒は落としました。
病気について
栽植から3年目ですが、毎年新しい病気に遭遇します。つまり、出現する病気の数自体が増えています。
これは同じ土地で同じものを栽培していると避けて通れないものだと感じています。
マニュアルの農薬と同じようにこれまで散布していましたが、それで問題が出てもやはり自己責任ですし園地で出る病気も違うので臨機黄変に対応していこうと思っています。
ぶどう栽培でよく使われるICボルドーですが、栽培面積が狭く、背負い動噴で農薬散布している当園では使い勝手があまりよくありませんでした。(袋なので保存が面倒ですし、固まるので混ぜる必要がありました。)
これからは普通の農薬をメインに使っていきます。
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