【ぶどう】花ぶるいがおきてしまったので原因と対策を考えます

栽培日誌

ジベレリン処理の時期になりました。

ぶどう園も3年目ということで花数も増え、収入増を期待しています。

しかし、ジベレリン処理をしてから数日…花が落ちる花ぶるいという現象が…!

花ぶるいとは?

花ぶるいとは、開花後数週間で花が落ちてしまう現象のことです。

大玉品種に多く見られる現象で、画像のように実がスカスカになってしまいます。

実どまりのよい品種では花ぶるいがおきた方が摘粒作業が楽になりますが、大玉品種で花ぶるいが起きると売り物にならなくなってしまいます。

花ぶるいの原因とは?

樹勢が強い

樹勢が強いことで実に栄養がいかないのが花ぶるいの原因だそうです。

樹勢が強くなる原因は冬場の強剪定や、窒素過多です。

北風と太陽ぶどう園では、短梢剪定の一文字なのでかなりの強剪定になります。窒素は制限しているつもりでしたが同じ量を入れてもシャインマスカットは枝の伸びが強くなりがちです。

花穂整形の遅れ

花穂整形が遅れると養分競合が起きて、花ぶるいが起きやすくなります。

花穂整形の適期は、開花初期なので作業が遅れないように注意しましょう。早くやりすぎると花穂湾曲の原因になります。

花ぶるい対策

フラスター液剤


日本曹達 植物成長調整剤 フラスター液 100ml

フラスター液剤は、新梢の伸長抑制効果があり、開花初期に散布することで花ぶるいを防ぐ効果があります。

ただし、樹勢の弱い木に散布すると伸長抑制により必要葉面積を確保できず、美味しいぶどうにならなくなります。また、樹冠面積を拡大している木には散布しない、もしくは低濃度で散布しましょう。

リン酸の葉面散布

樹勢が強い=窒素が効きすぎている証拠なので開花初期にリン酸を葉面散布すると花ぶるい軽減になります。

土にもリン酸をすでに施用している場合でも、土壌環境によって吸収されにくい場合もあるので、よりダイレクトにピンポイントで利かせたい場合は葉面散布が一番でしょう。

消石灰の施用

石灰は、窒素の吸収を抑えてリン酸を効かせる効果があります。

消石灰は空気に触れると固まる性質があるので水に溶かして施用するか、土にまいた後に大量に水をかけることでピンポイントに効かせることができます。

消石灰は水に触れると発熱し、火傷や火事の原因にもなるので取り扱いには注意しましょう。

開花前に一斉摘心

開花前2~3日で一斉に摘心を行います。

摘心だけで完全に花ぶるいを防げることはないと思いますが、一斉に行うことで木がメス化して実どまりがよくなると聞きました。

摘心位置は房先〇節などど言われますが、数えるのが大変ですし、生育が一定ではないので面倒な人は500円玉サイズの葉以降で全て摘心していきましょう。バリカンを使うと楽ですよ。

 

まとめ

勉強不足がたたりまして、3年目のぶどう園も売上が絶望的になってしまいました。

花ぶるいは聞いたことがあっても栽培指南書に対策が書いあることが少ないように感じました。

フラスターを散布すると一時的でしょうが、成長が止まります。これを樹幹拡大中の樹に散布するのはいかがなものかと思います。

また亜リン酸の葉面散布は実どまりの良すぎる樹にかけてしまうと摘粒が大変になってしまうそうです。

樹勢が強くならないように肥料を少なくするのはいい事だと思いますが、窒素をじゃかじゃか入れて多収している方もいらっしゃいます。そういう場合は、開花期にしっかり窒素を切ります。開花までなるべく間引かないことで栄養を分散し葉を掌以上のサイズにしないなどの工夫をされているようです。

 

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