【藤稔】房づくり・種なし化・摘粒について解説します【先端切除法】

育て方

こんにちは、北風と太陽ぶどう園のニーナです。

藤稔といえば、大粒で食べ応えのある美味しいぶどうです。

そんな「藤稔」の房づくり、無核化(種なし化)・摘粒について解説します。

摘粒は難しく時間のかかる作業な為、今回はいくつかある摘粒方法の中から作業を時短・省力化した先端切除法についてまとめています。

藤稔の特徴

  • 4倍体、欧米雑種(巨峰群)
  • 粒重19g~22g
  • 果房重600g~
  • 30粒/房

房づくり・種なし化の作業表

ジベレリン処理は1回法と2回法があります。

藤稔の場合1回処理で無核率が高く、2回処理で無核率が下がり粒重が重くなります。

時期 満開10日前まで 満開前まで 満開日 満開11日後 満開16日後 満開1か月以内
1回処理 ストレプトマイシン散布 房づくり ジベレリン25ppm
+フルメット10ppm
先端切除・摘粒
2回処理 ストレプトマイシン散布 房づくり ジベレリン25ppm ジベレリン25ppm
+フルメット10ppm
先端切除・摘粒

それぞれの作業についてみていきましょう。

ストレプトマイシン散布

ストレプトマイシン(アグレプト液剤)は殺菌剤ですが、ぶどうの種なし化に効果があります。

藤稔の場合、他の巨峰群より種が抜けづらい特性がある為ストレプトマイシンの散布が推奨されています。

満開10日前に行いますが、わかりにくい場合は結果枝の葉数9~10枚を目安に行うといいでしょう

ストレプトマイシンは1000培に希釈し果房にしっかり液が付くように散布します。樹全体へ散布、もしくは果房浸漬で行いましょう。

房づくり

房づくりは開花前までの花穂が十分に伸び切った時に行います。

房尻3㎝を残してほかの枝梗を切除します。

ジベレリン処理を分かりやすくするため、副穂は残しておいてもかまいません。

ジベレリン処理後副穂は切除します。

ジベレリン処理

ジベレリン処理は種なしにするためホルモン剤です。

フルメットは着粒安定(2~5ppm)、粒肥大促進(5~10ppm)、無種子化(10ppm)を促進させるための液剤で、ジベレリン液に加用して使います。

早朝~午前中の気温が上がる前に行い、副穂が残っている場合はジベレリン処理後切除します。

蕾のある房は処理しないようにします。

摘粒・先端切除

満開1か月以内に行います。

房尻の1段を切除し、内向きの粒を摘粒します。

600gの房を作る場合、1房20粒前後にします。

1段とは?
ぶどうは3つの花で1対、3対集まったものを1車(9花)、3車で枝梗をラセン状に一周し、これを1段と呼びます。
摘粒が終わったら速やかに袋掛けを行いましょう。

まとめ

今回まとめた作業工程以外にも摘房や摘心などもありますが、基本的な流れはこんな感じです。

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